会社経営者です。
毎年、相当な額の損害保険料を支払っています。
あまり事故もなく、掛け捨てなので保険を掛けないという選択肢も考えているのですがどうでしょうか?
このようなご意見に対して私たちの考え方は以下となります。
売上規模の大きな会社の場合、年間の損害保険料が数百万単位になることもしばしばです。
負担感も大きいため、保険をかけず(「自家保険」)、保険料を毎年貯めてとおけばと考えられる経営者もいらっしゃいます。
そこで高額な保険料を払うことの意義を考えてみたいと思います。
- コストの平準化
企業経営を取り巻く様々なリスクに対し、一切の保険をかけないという選択をしたとします。自動車事故や天災等もなく、保険をかけておけば担保される賠償事故もなかったと仮定すると、当然、損害保険料を支払わなかった分、収益は確保されます。
ただし、保険をかけていない状態で事故や天災が起きると、当然、自己資金や銀行借入でその損失をカバーしないといけません。
工場が火災で消失してしまえば、工場を新築する費用を準備しないといけないし、自動車事故で多額の損害賠償を負っても、多額の資金の準備が必要になり、収益を圧迫するでしょう。
毎年保険を手配することで、一定の費用は発生するものの、大きな費用の支出を押さえる、この「コストの平準化」が保険の機能を一つです。
毎年安定した企業経営を行っていくために、保険を活用した「コストの平準化」は有意義なものと考えます。
- 事故処理のアウトソーシング
事故が起きると経済的な損失のみならず、精神的、時間的な負担も発生します。保険をかけておくことで、煩わしい事故処理を代理店や保険会社アウトソーシングするとお考え下さい。そうすることで時間を創出し、お客さまに本業に集中して頂くことができるのです。
- 資金準備の効率性
多額の資金必要な事故や、災害が発生した場合、「保険」は最も効率的にその資金をご準備します。自動車保険で対人対物無制限の補償に必要な保険料は数万円です。これを自己資金や銀行借入で準備するときの負担感をご想像ください。「一人は万人のために、万人はひとりのために」という保険
事故に備えて多額の資金を効率良く準備するには保険が有効なのです。